◆のし紙
「のし」というのは、紙の真ん中よりやや右上にある、飾りのことです。
厳密に言うと、紅白の紙で包んである黄色い細長いものがのしで、アワビを表しています。
アワビは長寿や繁栄を象徴する縁起物と言われています。
「のし紙」はのし、水引を含む用紙全体のことを言います。
水引(みずひき)は、のし紙の真ん中で結んである紐のことです。
◆水引(みずひき)
結び方は2種類あり、用途によって使い分けます。
1.蝶結び(ちょうむすび)
「簡単にほどけ、何度も結び直せる」ことから、何度あっても喜ばしい時に使います。
(用途:婚礼以外の一般的な祝い事、出産祝い、内祝い、お中元、お歳暮などに。)
2.結び切り(むすびきり)
「一度結んだらほどけない」ことから、重ねて起きてほしくないという想いを込めた時に使います。
水引の色や本数によって、用途が異なります。
(用途:婚礼関係(結婚祝い・結婚内祝い)、お見舞い、全快・快気祝い、お悔み全般に。)
◆表書き(おもてがき)
のし紙の水引の上部には、贈る目的を記します。
例:御祝、御結婚御祝、御新築御祝、御就職御祝、祝還暦
のし紙の下部には贈り主の名前を書きます。